中国江蘇衛星TV『最強大脳(Super Brain)』に挑んだ日本人

最強大脳

日本は長寿番組が多いですが、中国ではそのような番組は少数です。ただ、その中でも長寿番組としてすでに10年以上続いてきた番組があります。それは『最強大脳(Super Brain)』。中国・江蘇衛星テレビが制作する知力バトル番組です。 中国の国内外から集められた天才たちが、記憶力・論理力・空間認識・数学的思考・心理戦など、さまざまな分野の超難問に挑んでいます。 知性だけでなく、集中力や瞬発力も求められるこの番組は、観る者の想像を超える頭脳バトルが満載です。

これまでの12シーズンで、日本からも多数の出場者がこのステージに挑み、その活躍は中国の視聴者にも大きなインパクトを与えてきました。


シーズン12の全体記念写真
目次

2025年3月、日本人2名が『最強大脳(Super Brain)』に登場!

2025年放送の最新シーズン『最強大脳 シーズン12』には、 なんと日本から 千葉遼太郎さん(東京大学天文学専攻)と 後藤弘さん(日本の番組「頭脳王」でも活躍)が出演! その優秀な頭脳を存分に発揮し、中国の視聴者たちに強烈な印象を残しました。その挑戦の様子は以下のYouTubeリンクから視聴できます:

▶️ 千葉遼太郎さん・後藤弘さん出演回 Part1

▶️ 千葉遼太郎さん・後藤弘さん出演回 Part2

今回はこの放送のタイミングで、12シーズンに渡る番組に出演してきた日本の優秀な頭脳たちを、番組での紹介ポスターと共に振り返ってみます。

歴代の日本人出演者の中には、出演当時は日本ではあまり注目されていなかったものの、今や日本の芸能界でも引っ張りだこになっている人や、日本ナンバーワンの選手、ギネス記録の保持者になっている人など、それぞれの輝きは素晴らしいものがあります。


歴代『最強大脳(Super Brain)』に挑んだ!日本の優秀な頭脳たち

千葉 遼太郎(2024年・2025年出場)

東京大学天文学科に在学中の学生で、これまで数々の国際的な学術コンテストで優秀な成績を収めてきました。
2024年には、『最強大脳』シーズン11に日本代表として出場。国際戦では、中国代表の潘子清選手と「六次元」プロジェクトで対決し、見事勝利を収めました。
その卓越したパフォーマンスが評価され、最終的に中国代表の許瑞航選手とともに「グローバル脳王(Global Brain King)」の称号を獲得しました。

その実力がゆえに、今年2025年3月にも再び番組に登場。英語を自由自在に操り、外国人選手とペアを組んで協力して難問を解いていく国際人としての姿も見せつけました。その圧倒的な才能と活躍ぶりが、『最強大脳』の舞台をより一層魅力的なものにしました。

後藤 弘(2023年・2025年出場)

日本の頭脳系プレイヤーであり、2021年には日本のテレビ番組『頭脳王』に出場し、優れた成績を収めました。
2023年には、国際チームの一員として、『最強大脳』シーズン10の国際戦に参加しました。
国際戦では、中国チームの選手たちと白熱した戦いを繰り広げました。中でも、中国チームのキャプテン・白宇鵬選手との対決は大きな注目を集め、両者の解法アプローチの違いや戦略が光る、緊張感あふれる試合となりました。
最終的には、中国チームが国際頂上決戦で勝利を収めましたが、後藤弘さんの参加は番組に大きな華を添え、日本選手の卓越した頭脳を世界に示し、難解なパズルや分析問題への的確なアプローチで注目されました。

辻窪 凛音(2015年・2016年・2024年出場)

2005年4月20日に日本・埼玉市で生まれた、卓越した暗算の才能を持つ天才です。6歳のときに日本全国珠算教育連盟から暗算九段の認定を受け、7歳で日本の暗算最高位である十段に合格し、全国最年少での達成記録を樹立しました。また近年、フラッシュ暗算では3ケタ✖️15口を1.62秒で正解し、ギネス記録も樹立しています。

『最強大脳』での活躍:

  • シーズン2(2015年):
     日本代表として中日対抗戦に出場し、団体競技「鉄脳三項」では、その卓越した暗算力を発揮して日本チームに貴重な1点をもたらしました。
  • シーズン3(2016年):
     再び中日対抗戦に参加し、多桁の掛け算・割り算の早押し対決で中国代表・徐劉洋選手を破り、新たなチャンピオンとなりました。続く対戦では中国の陳冉冉選手と接戦を繰り広げ、惜しくも敗れました。
  • シーズン11(2024年):
     19歳となった辻窪さんは、再び『最強脳』の舞台に戻り、日本代表として国際戦に出場。中国代表・張育萌選手との一騎打ちは、両者一歩も譲らぬ接戦となり、勝敗を分け合う形で終了。彼女の高い暗算能力が改めて注目されました。

辻窪凛音さんの度重なる出場は、彼女自身の非凡な才能を示すとともに、日中両国における脳力競技の国際的な交流を深める架け橋ともなりました。また彼女の名前は現在でも数多くの中国人の記憶に深く残されています。

弥谷 拓哉(2023年・2024年出場)

日本を代表する珠算・暗算の名手であり、これまで数々の国内大会で優勝を果たしてきた実力者です。
2023年には、『最強大脳』シーズン10において、国際チームのメンバーとして選出され、中国代表との対決に臨みました。

同シーズンでは、中国の選手・付海東さんとスピード計算の種目で対戦。両者が拮抗した実力を見せ、試合は引き分けという結果となりました。

2024年、弥谷さんは続くシーズン11でも再び国際チームに選ばれ、今度は中国代表・張徐涵予さんと速算種目で対戦しました。前半2ラウンドは互角の戦いを繰り広げ、勝敗は延長戦にもつれ込みましたが、最終的には張徐選手が勝利を収め、中国チームに貴重な1点をもたらしました。

弥谷拓哉さんの素晴らしいパフォーマンスは、『最強大脳』国際戦において大きな存在感を示し、日本選手の珠算分野における卓越した実力を世界にアピールするものとなりました。

徳永 海(2019年出場)

東京大学に在学中の学生であり、2018年には日本のテレビ番組『頭脳王』において第3位に輝いた実力者です。
2019年には、『最強大脳』シーズン6に出場し、国際チームの一員として中国選手との知力対決に臨みました。

国際戦では、中国代表・宋一骜選手と「縦横海島(Island Maze)」という課題で対戦。德永さんは一足先に問題を解き終えたものの、慎重な性格から何度も見直しを行っていたため、提出が遅れてしまい、結果として宋選手が先に解答を提出し勝利を収めました。

試合後、国際チームのコーチであるRobert Desimone教授は、「德永さんの慎重な姿勢は、将来医師を目指す彼の進路にも通じるものであり、非常に高い情緒的知性(EQ)を示している」と語り、温かく彼の行動を評価しました。

德永海さんの試合中の紳士的な振る舞いと細やかな姿勢は、観客に強い印象を残し、日本代表としての品格と知性を見事に体現しました。

平前 直也(2019年出場)

日本の京都大学に首席で入学した経歴を持つ数学の天才であり、数学だけでなくマジック(手品)にも強い関心を持つ多才な人物です。
2019年には、『最強大脳』シーズン6に日本代表として出場し、国際戦に参加しました。
国際対抗戦では、中国の実力者・楊易選手との対戦に臨みました。問題を解き終えた後、平前さんはすぐには解答ボタンを押さず、その間に楊選手が解答を提出して勝利を収めました。この戦略的な選択は、一部の視聴者から「意図的に勝ちを譲ったのではないか」との憶測を呼び、議論を巻き起こしました。
平前直也さんの試合でのパフォーマンスは、日本選手の高度な知力と冷静な判断力を印象づけるものでありながら、勝負における戦略の在り方についても改めて考えさせる一幕となりました。

松丸 亮吾(2019年出場)

日本の著名な謎解きクリエイターであり、多くのテレビ番組に出演する人気のタレントです。東京大学工学部建築学科出身で、その豊かな発想力と論理的思考力で知られています。
2019年には、『最強大脳』シーズン6に日本代表として出場しました。
国際戦では、チームメイトの平前直也さんと共に、中国代表の丁若虚選手、王易木選手ペアと対戦。競技内容は、観察と論理的推理を駆使して、複雑なパスパ文字(八思巴文)と数字の関係性を解き明かすという高度な課題でした。
松丸さんはこの試合で卓越した観察力と推理力を発揮し、誰よりも早く正解にたどり着き、日本チームにとって貴重な1点をもたらしました。

岡部 七子(2019年出場)

1999年1月30日生まれ、埼玉県出身の才女で、東京大学に在学しています。2018年には「ミス・日本」および「和服ミス」の称号を獲得し、その知性と美しさを兼ね備えた人物として注目を集めました。
2019年には、『最強大脳 』シーズン2に国際チームの一員として出場し、知力を競い合いました。

国際対抗戦では、中国代表・栾雨選手との対決に臨みました。岡部さんはこの対戦で卓越した観察力と推理力を発揮し、26分41秒89という記録で栾選手に勝利し、国際チームにとって初の得点をもたらしました。

番組内での鮮やかな活躍が評価され、岡部七子さんは「ベストダークホース賞(最優秀ダークホース賞)」を受賞。観客や審査員から高い評価と称賛を受けました。

伊沢 拓司(2019年出場)

1994年5月16日生まれ、茨城県出身の日本を代表するクイズタレント、YouTuber、そして実業家です。東京大学を卒業後、数々のテレビ番組やメディアで活躍しており、在学中は東京大学クイズ研究会に所属し、複数の知識系コンテストで優れた成績を収めてきました。

2018年には、『最強大脳』シーズン5に招待選手として出演。中国の若き才能・楊英豪選手との「火線対決(Fire Line Battle)」に挑みました。
試合前には自信に満ちた様子を見せていたものの、結果は0対4で敗北。対戦相手である当時14歳の楊選手の見事なパフォーマンスが話題を呼び、視聴者から大きな称賛が寄せられました。

この対決を通じて、伊沢拓司さんは自身の豊富な知識と冷静な姿勢を披露すると同時に、日中両国間における知力競技の交流に貢献しました。番組出演後も、日本国内でテレビやYouTube、自身が設立した知識集団「QuizKnock」を中心に幅広く活動を続けており、その影響力は今なお拡大を続けています。

小松 詩織(2018年出場)

東京大学法学部に在学する才女であり、日本の知力競技番組『頭脳王』において全国トップ8に入賞した実績を持つ、唯一の女性選手としても注目を集めました。また、東京都から表彰を受けた経験があり、東京大学初の推薦入試合格者としても知られています。

2018年には、『最強大脳』シーズン5において、国際チームの一員として出演。中国代表の栾雨選手と「紙点の奥秘」という競技で対戦しました。
この競技では、紙面上の点の配置を見極め、規則性を読み解く高度な観察力と論理的思考力が求められます。小松さんはその鋭い洞察力を発揮し、僅差ながら栾選手に勝利し、国際チームにとって貴重な1点をもたらしました。

彼女の落ち着いた試合運びと優れた頭脳は多くの視聴者に強い印象を与え、また日本女性のイメージを刷新する効果もありました。

森 海渡(2018年出場)

1997年生まれ、東京大学法学部に在学する才智あふれる学生で、「東大のIQモンスター」とも称される頭脳の持ち主です。日本で最も人気のある知力番組『頭脳王』では全国ベスト8に進出し、また全国模試においても第1位を獲得するなど、その抜群の実力で注目を集めています。

2018年には、『最強大脳』シーズン5に日本代表として出場し、国際戦に参加しました。
競技では、中国代表の楊易選手と「ロジック縦横(Logic Matrix)」という種目で対戦。森さんは論理的思考力と計算力を駆使して試合を優位に進め、最終的に3対0という圧倒的なスコアで勝利を収め、日本チームに貴重な1点をもたらしました。

森海渡さんの鮮やかなパフォーマンスは、個人としての優れた知力を示すと同時に、日中両国間における脳力競技の国際的な交流をさらに盛り上げるものとなりました。

土屋 宏明(2016年・2017年出場)

日本を代表する計算の達人であり、「暗算大帝」とも称される存在です。14歳から数々の大会で圧倒的な成績を残しており、これまでに数々の大会で優勝を手にし、前人未到の実績を誇ります。日本の計算競技界において“神の領域”と称される存在です。

『最強大脳』にも複数回出場し、中日対抗戦においてその実力を遺憾なく発揮しました。

  • シーズン3(2016年)
     中国代表・陳冉冉選手と対戦し、「電光暗算バトル」と「多桁掛け算・割り算早押し車輪戦」の2種目で対決。両者一歩も譲らぬ戦いを見せ、いずれも引き分けとなりました。結果、両者はともに脳王候補として選出されました。
  • シーズン4(2017年)
     国際戦において、中国の実力派・鍾恩柔選手と「頂上暗算(巅峰心算)」プロジェクトで対戦。接戦の末、5対3で勝利を収め、国際チームにとって極めて重要な1点を獲得しました。

土屋宏明さんのこれらの活躍は、個人としての卓越した計算能力を証明するものであり、中国の視聴者にも強烈な印象を与えました。

原子 弘務 & 原子 雄成(2017年出場)

日本を代表するスピード計算兄弟として知られ、日本国内の珠算・暗算大会において優秀な成績を収めてきました。
特に兄の原子弘務さんは、日本のスピード計算界で“伝説”とも称される土屋宏明さんに勝利した実績を持つ実力者です。

2017年2月、兄弟は土屋宏明さんの推薦を受け、『最強大脳』シーズン4に出演。中国代表・鍾恩柔選手とのスピード計算対決に挑みました。

競技では、まず弟・原子雄成さん、続いて兄・原子弘務さんが鍾選手に挑みましたが、鍾選手は両者を連続で破り、「中国脳力殿堂」への入堂を果たしました。

この日中対抗のスピード計算対決は、選手たちの卓越した暗算能力と極限状態での集中力・精神力を如実に示すものとなり、兄弟での対戦という点でも強い印象を残しました。

森西 亨太(2017年出場)

1989年生まれ、奈良県出身の数独界を代表する実力者であり、当時、東京大学の大学院に在籍していました。
2014年と2015年には世界数独選手権(World Sudoku Championship)で2年連続優勝を果たし、その実績から「数独王者」として世界的に知られています。

2017年2月17日、『最強大脳』シーズン4に出演。中国代表として登場した12歳の天才少年・胡宇軒選手と、数独対決を繰り広げました。

競技は、五本勝負の標準数独形式で行われ、森西さんは序盤の2ラウンドを先取。しかし、胡選手がその後3連勝という見事な逆転劇を見せ、最終スコアは3対2で胡宇軒選手の勝利となりました。

この一戦は「数独頂上決戦」と称され、特に胡選手の驚異的な追い上げと冷静さに対して、多くの視聴者から称賛の声が寄せられました。
森西亨太さんは、試合を通じて世界トップクラスの数独スキルを発揮しましたが、勝負どころでのリード維持に苦しむ結果となりました。

それでもなお、彼の高い知力と精神力は視聴者に深い印象を与え、日中間の知的競技交流を象徴する名勝負のひとつとなりました。

青木 健(2016年出場)

日本を代表するメモリースポーツのスペシャリストであり、日本記憶選手権優勝をはじめとする数々のタイトルを獲得してきた実力者です。
2016年には、『最強大脳』シーズン3に出場し、知力を競う国際戦に参加しました。番組内では、中国の記憶力王・王昱珩選手と「唇唇欲動(くちびるチャレンジ)」というユニークな競技で対戦。この競技は、数多くの唇の痕跡の中から特定の人物の唇印を見分けるという、極めて高度な観察力と記憶力を要する内容でした。
青木さんは、持ち前の鋭い記憶力と集中力で卓越したパフォーマンスを見せましたが、試合は最終的に3対4の僅差で王選手に敗れました。
この対決は「神々の戦い」と称され、両者のレベルの高い競演に多くの視聴者が魅了されました。

吉備 弘純(2016年出場)

東京大学に在学する現役大学生であり、高速で変化するテトリスゲームを得意とする日本のトッププレイヤーです。
これまでに日本各地のテトリス大会で優勝を重ね、その卓越した操作技術から「日本ゲーム界の金の指(ゴールデンフィンガー)」と称される実力者です。

2016年には、『最強大脳』シーズン3に出場し、第11回放送の中日対抗戦において、中国代表・呉淞昊選手と「方塊大作戦(ブロックバトル)」という競技で対戦しました。

競技は三本勝負形式で行われ、

  • 第1ラウンド:マラソンスピード対決
  • 第2ラウンド:ブロック消失(不可視)モード
  • 第3ラウンド:対戦形式のバトルモード
    という多様なルールで実施されました。

吉備さんは、いずれのラウンドでも圧倒的な実力を見せつけ、最終スコアは6対0という完勝で、日本チームにとって幸先の良い初勝利をもたらしました。

その鮮やかなパフォーマンスは、テトリスにおける高度な戦術と瞬時の判断力を体現したものであり、個人としての才能を示すだけでなく、日中両国間におけるテトリス交流にも大きな貢献を果たしました。

笹野 健夫(2015年出場)

日本を代表する暗算の達人であり、「日本暗算の王」と称される人物です。
特に“電光石火の計算力”とも言える閃光暗算(フラッシュ暗算)において圧倒的な実力を誇り、2010年には3桁15口の加算をわずか1.83秒で解答し、ギネス世界記録を樹立。その名は世界の記録としても刻まれました。

2015年3月には、『最強大脳』に招待され、世界レベルの脳力を武器に中国選手との真剣勝負に挑みました。
番組内では中国代表との白熱した暗算対決が展開され、笹野さんは超人的な計算スピードと正確さで観客を魅了しました。

彼の参加は、個人としての驚異的な頭脳を披露するだけでなく、日中両国の脳力競技を通じた文化交流をさらに深める貴重な機会ともなりました。

原口 證(2015年出場)

宮城県古川市出身で、円周率の驚異的な記憶力で世界的に知られる人物です。
2004年より円周率の記憶挑戦を開始し、同年には小数点以下54,000桁および68,000桁の暗唱に成功。
2005年にはその記録を83,431桁まで伸ばし、そして2006年10月3日、千葉県木更津市の公会堂にて新たな挑戦に臨みました。
午前9時から開始された挑戦は約16時間に及び、翌日午前1時28分にかけて100,000桁の円周率を正確に暗唱し、1995年に後藤裕之氏が打ち立てた42,195桁の記録を大幅に更新。世界の注目を集めました。

2015年3月13日には、『最強大脳』シーズン2に出場。
番組内では、中国代表・王昱珩選手と「扇面の謎(The Fan Challenge)」という競技で対戦しました。
この競技は、200本の折りたたみ扇子の“折り目”を手がかりに、それぞれに対応する扇面の模様を特定するという極めて高難度な観察記憶チャレンジです。
原口さんは卓越した記憶力を発揮しましたが、結果は1対3で王選手の勝利となり、中国チームに得点を許しました。

とはいえ、原口證さんの試合でのパフォーマンスは、人間の記憶力の限界を超える力を体現したものであり、さらに年配者として舞台裏などで見せた謙虚な姿勢も、日本人の素晴らしさをアピールしてくれました。

郡司 光貴(2015年出場)

1992年1月29日生まれ、茨城県出身。2000年代後半よりルービックキューブ競技において頭角を現し、2007年の世界ルービックキューブ選手権では3×3×3部門で3位、ルービッククロック部門では2位という輝かしい成績を収めました。その後も国内外の大会で活躍を続け、2014年にはアジア選手権大会でも3位に入賞しています。


2015年3月13日、『最強大脳』シーズン2の収録に参加。中国のルービックキューブ選手・孫虹燁さんと同じステージで競技を行いました。両者が競い合った種目はルービックキューブバトル。最終的に彼は孫虹燁さんを破り、日本チームにとっての「幸先の良いスタート)」をもたらしました。

番組制作を通じて、日中の架け橋を作る

これら20名の日本人は、それぞれの分野で世界レベルの才能を発揮し、中国でも大きな注目を集め、日本人に対するよい印象を作り上げてきました。またそれぞれの出演者たちも、番組の出演を通じ、国際的な視野を一層広めて、より大きく羽ばたいているのもわかります。

この番組もそうですが、番組制作を通じて、日中の架け橋が作ることに、弊社も一役を担っています。今後も番組を通じて多くの架け橋を作っていきたいと思っています。

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