久しぶりの中国出張! そろばん視察で吉林省延吉へ

2025年2月12日、久しぶりに中国出張に出掛けた。目的地は吉林省延吉市。延吉は中国そろばん暗算の発祥の地としても知られている。今回の出張の目的は、そろばん関係者との交流を図ることだった。新しい出会いにワクワクしながら、日本から飛び立った。成田空港からのフライトは順調に見えたが、思わぬハプニングが待っていた。

機内では以前番組で撮影したことがある中国人俳優・胡歌がお出迎え

成田から上海、そして乗り継ぎダッシュ

今回の旅程は、成田から上海浦東国際空港(FM3046便)、そしてそこから延吉(MU5447便)へ向かうというものだった。成田を定刻通りに出発し、上海には15時40分に到着する予定だった。

しかし、上海行きの便が大幅に遅れた。予定よりも1時間近く遅れて到着。飛行機から降りられたのはなんと16時30分、次のフライトまでの時間がほとんどなかった。乗り継ぎ時間はわずか45分。入国審査、手荷物検査を終え、急いで搭乗口へと向かう。

上海浦東空港内
乗り継ぎまでの道のりは長い
シャトルトレイン内
シャトルトレイン内 内心ヒヤヒヤ 

上海浦東空港は広く、人も多い。しかも、乗り継ぎには、シャトルトレインにも乗らないといけない。「間に合うのか?」という不安が頭をよぎる。最後は空港職員の方が一緒に走ってくれ、長い廊下を小走りで進みながら、ようやく搭乗口に到着し、ギリギリのタイミングでMU5447便に乗り込むことができた。

飛行機内
席に座って一安心 最後の乗客ですぐに扉が閉まった

東京から延吉へのアクセス方法

延吉へのアクセス方法はいくつかある。

1、飛行機(長春経由):現在、東京(成田・羽田)から延吉への直行便はないため、最も便利なルートは長春経由。長春龍嘉国際空港への直行便があり、そこから高速鉄道で約2時間半で延吉に到着できる。長春は延吉と同じ吉林省に属しており、省都でもある。ただし、東京から長春への直行便は運航曜日が限られているため、事前に確認が必要。(現在は、火、木、土、日)

  • 飛行機(乗り継ぎ):上海、北京、大連などの主要都市を経由して延吉空港に向かうルートが一般的。今回私も上海経由便を選択した。

延吉到着、政府関係者の出迎え

飛行機は19時50分に延吉朝陽川空港に到着した。国境付近ということもあり、着陸間際の機内では、窓のシェード閉めるように指示された。ちょっと緊張感が漂う。機内から降りると、冷たい空気が肌を刺す。2月の延吉は厳冬期で、気温は氷点下。しかし、路面に雪はなく、思ったほど極寒という印象も受けなかった。

延吉の気温
延吉の気温 マイナス世界

空港では現地政府の関係者が迎えに来てくれていた。「オレンジ色のセーターを着ています」と事前に伝えておいたおかげで、初対面であったが、すぐお互いが認識できた。温かい笑顔で歓迎され、緊張が一気にほぐれる。

空港内
空港内 朝鮮族の建物を模した内装となっている
延吉 空港出口
空港はコンパクトだが、韓国からの国際線も就航

イルミネーションが美しい延吉

この日はちょうど元宵節(げんしょうせつ)にあたっていた。元宵節は中国の旧正月(春節)から数えて15日目に祝われる伝統的な祝日で、家族で団らんし、湯圓(もち米団子)を食べる習慣がある。この日のために、街中には華やかな電飾が施され、美しいイルミネーションが夜を彩る。街頭では爆竹や花火が鳴り響き、祭りの雰囲気を一層盛り上げていた。道路が広く、とても街が整然としていて、清潔な印象も受けた。

メインストリートはイルミネーションがとても美しい

延辺賓館での滞在

迎えの車で向かったのは、延辺賓館。延吉市の中心にある一流ホテルだ。ロビーは広々としており、高級感が漂う。チェックインを済ませ、部屋に入ると、まだ爆竹や花火の音が鳴り響いているのが聞こえる。

十分な広さで必要なものはすべて揃っていた

次回のブログは、いよいよ本番の視察・そろばん編を2回にわたってご紹介します!

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